2008年11月09日

スタート時のタイヤ選択で賭けに出た[#12]松田次生/S・フィリップ組(カルソニック IMPUL GT-R)が優勝!

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セミウェットの路面でドライタイヤを選択してスタートした[#12]松田次生/S・フィリップ組(カルソニック IMPUL GT-R)が序盤の数周を苦しみながらも確実に走り、他車がドライタイヤに交換するためのピットインを行う中で徐々に順位を上げ7周目にトップ浮上。終盤、逆転チャンピオンを目指す[#38]立川祐路/R・ライアン組(ZENT CERUMO SC430)が怒涛の追い上げを見せるが届かず、松田/フィリップ組(カルソニック IMPUL GT-R)が今季2勝目を挙げた。チャンピオン争いは優勝しか逆転の可能性がない立川/ライアン組(ZENT CERUMO SC430)が2位に終わったことにより、[#23]本山哲/B・トレルイエ組(XANAVI NISMO GT-R)がポイントトップを守りきり、チャンピオン獲得となった。

11月9日(日)、SUPER GT 2008年シーズンの最終戦となる第9戦「富士GT300kmレース」が開催された。午後2時のスタート直前に小雨が降り出し路面はセミウェット。多くのマシンは朝溝のウェットタイヤへと履き替える中、GT500クラスでは[#12]松田次生/S・フィリップ組(カルソニック IMPUL GT-R)と[#39]高木虎之介/A・クート組(DENSO DUNLOP SARD SC430)の2台がドライタイヤでスタートした。スタート数周、この2台は最後尾に落ちコース上にとどまるのがやっとの状態だったが、すぐに路面は乾きだし、2周終了時点からウェットタイヤを履いているマシンが続々とピットインしてドライタイヤに交換。7周目にはすべてのマシンがドライタイヤへの交換が終わり、気づいてみるとドライタイヤでスタートした2台が3位以下を50秒以上も離してトップ争いをする展開となった。

その後、ドライバー交代を行うタイミングでまたも雨が降り出し大混乱。そんな中、早めにウェットタイヤに交換した高木/クート組(DENSO DUNLOP SARD SC430)は路面が濡れるまでの数周、大きくペースダウンしてしまい13位まで後退。その後怒涛の走りで次々と前を抜いていったが5位まで上がるのがやっとだった。松田/フィリップ組(カルソニック IMPUL GT-R)はピットインのタイミングもうまく決まりトップをキープ。最後まで安定した走りで今季2度目となるトップチェッカーを受けた。

ドライバーズチャンピオン争いはポイントトップ[#23]本山哲/B・トレルイエ組(XANAVI NISMO GT-R)が2番手以下を14ポイント以上引き離し絶対有利な状態だった上に、ライバルたちはスタート直後に後方に沈みチャンピオン獲得は確実なものと思われた。ところが17ポイント差で最終戦を迎えた[#38]立川祐路/R・ライアン組(ZENT CERUMO SC430)が、逆転チャンピオンに向けて怒涛の追い上げを見せ残り20周で2位に浮上。トップより2秒近く速いペースで追い上げ始めた。一方[#23]本山哲/B・トレルイエ組(XANAVI NISMO GT-R)はポイント獲得のギリギリのライン、10位前後を走行しており、この時点でどちらがチャンピオンを獲得してもおかしくない状況となった。

しかし立川/ライアン組(ZENT CERUMO SC430)はあまりにも大きく開いていたトップとの差をゼロにすることはできず、また本山/トレルイエ組(XANAVI NISMO GT-R)も厳しい戦いの中で順位を上げ2ポイント獲得となる9位でゴール。本山/トレルイエ組がニューGT-Rを見事デビューイヤーチャンピオンに導いた。なおチームチャンピオンは[#36]のPETRONAS TOM'Sが獲得した。

GT300クラスは6番手スタートの[#26]谷口信輝/D・ファーンバッハー組(ユンケルパワータイサンポルシェ)が序盤のハーフウェットからドライに変わる難しコンディションの中で一気にトップ浮上。その後も確実な走りを見せ2位に30秒近い差をつけてトップチェッカーを受けた。

チャンピオン争いは権利を持っているマシンが何度もアクシデントに巻き込まれるなど波乱の展開に。その中でポイントトップの[#43]新田守男/高木真一組(ARTA Garaiya)が9位まで挽回してゴール。これでチャンピオン決定かと思われたが6位を走行していた[#81]青木孝行/藤井誠暢組(ダイシン ADVAN Z)がファイナルラップの最終コーナーでスローダウン。これで[#46]星野一樹/安田裕信組(MOLAレオパレスZ)が6位に上がり1ポイント差で新田/高木組(ARTA Garaiya)をかわしてドライバーズ&チームのダブルチャンピオンを獲得した。

※GT300クラスは抗議が提出されているため、決勝結果、チャンピオンともに暫定です。

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